1980年代に上から下まで黒い服が流行した頃がありました。今はその頃ほどはありませんが、初めて買ったスーツの色が黒で、そのまま黒い服を着ている、という人が意外と多いです。
最初に買った1着が黒で、そのままずっと黒い服を着ているとか、「黒を着ないといけない」と思って着ているとか、でしたら、ぜひ、聞いてもらいたい話があります。
黒は、誰にでも似合う色ではありません。真っ黒を着たとき、顔色が悪くなる人がいます。
黒い服を着ていますか?
私がパーソナルカラーのスクールに通うきっかけになった人がいます。
ある時からその人は、ずっと黒い服を着るようになりました。絶対にやめた方がいいと思いましたが、理由はわかりませんでしたし、本人にも話しませんでした。
その後パーソナルカラー診断のスクールに通い、その人のパーソナルカラー診断する機会がありました。
シルバーのドレープをあてて、わかったのですが、シルバーをあてると、死人のように見えたのです。
シルバーをあてたイメージ図
ゴールドをあてたイメージ図
最初に、シルバーのドレープとゴールドのドレープをあてて、大きく、ブルーベースの色が似合うか、イエローベースの色が似合うか分類する、というのが、従来のやり方です。
シルバーとゴールドで、極端に顔映りが違う人は少ないのですが、その人の場合は、シルバーをあてたとき、極端に顔色が悪く見えました。
「黒」は、4シーズンの分類では、「冬(ウィンター)」のグループで、ブルーベースに属します。ブルーベースの色が似合う人は、シルバーが似合うとされています。
シルバーをあてて、極端に顔映りが悪くなったその人に黒のドレープをあてると、やはり、顔色が悪く見えました。
なぜその人が黒を着ているのか聞いてみたところ、仕事上、着たほうがいいと思って着ていたとのことです。
その人は「秋(オータム)」の人でした。「秋(オータム)」はイエローベースの色です。日本の秋の色は思い浮かぶでしょうか。その人には秋の色が似合いました。
「秋(オータム)」の色
その人には顔色がよく見える色をすすめました。その後、黒い服は見かけなくなり、ナチュラルに見える服を着てくれるようになりました。
顔映りの判定は一瞬
ドレープをあてて、顔色の変化がわかるのは、1、2秒です。3秒以上あてると、ドレープの色が、その人に溶け込んでしまいます。ドレープの色の影響かどうか、判別できなくなります。
これがどういうことかというと、顔映りを悪くする色を着ていた場合、服の色の影響で見えているとは、誰にもわからず、あなたと服がグルーピングされた状態でまわりの人には見えています。
顔の色は、顔の近くにくる色に良くも悪くも影響を受けます。
カラー診断では、一緒に鏡を見ながら、ドレープをあてていきます。どのグループか、分類した後、それぞれのグループの色のドレープを40枚ほどあてて、顔映りを見ます。
おまけの話ですが、1秒を逃さないよう、真剣に見ているので、カラー診断をした日は、脳に残像が焼き付いて、なかなか、消えません。1人カラー診断するだけで、ものすごく体力を消耗し、なかなか回復できませんでした。
似合う色を着た方がいい
かっこよく見られたい、かわいく見られたい、と思う人は多いと思います。言われなくても、似合う色を着たほうがいいに決まってる、と言われそうですね。
似合う色を着た方がいいのは、似合う色は、顔映りがいいのです。いきいきとして見えます。逆に顔映りが悪い色を着ると、最悪、死人のように見えます。周りの人からは、近づきたくない感じに見えています。
自分の経験上からいいますと、似合う色を着ると、明らかに、運気があがります。それまで、話したことのない人からもいい意味で話しかけられますし、仕事上も、よい話が入ってきます。
まとめ
- 黒い服を着たとき顔映りが極端に悪くみえる人がいる。
- ずっと黒い服1着を着ている人は、違う色を試すことをおすすめする。
それではまた。