「パーソナルカラー」って聞いたことはあるけど、自分にもあるのかなって思ってませんか?
そうです、あなたにもパーソナルカラーがあります。
パーソナルカラーがわかっていると、「やさしい人」とか「明るい人」とか、自分のことを表現しやすくなります。
余裕ができたら、まわりの人のパーソナルカラーもわかるようになりましょう。コミュニケーションが取りやすくなりますよ。
それではパーソナルカラーについて、一緒に学んでいきましょう。
パーソナルカラーというのは
パーソナルカラーというのは肌の色、目の色、髪の色と調和し、その人を輝かせる色のことです。
顔のすぐ下にある色に影響されて人の顔うつりは変化します。カラー診断をしているところを動画で撮ってもらったことがあるのですが、後から動画を見ると顔のすぐ下にある色が変わることで顔の色が変化する様子がはっきり撮影されていました。どうして顔の色が変化するのかは、また、別の機会にお話しますね。
まずは、まったくパーソナルカラーを知らないかたに向けて、順番に説明します。
パーソナルカラーは欧米でビジネス化し、日本では1990年頃から知られるようになりました。
この頃は「春(スプリング)」「夏(サマー)」「秋(オータム)」「冬(ウィンター)」という季節の名前をつけて、色を4つに分類していました。
春(スプリング)の色
夏(サマー)の色
秋(オータム)の色
冬(ウィンター)の色
私自身、診断してもらい、その当時、「春(スプリング)」と診断されました。
4つに分類した色彩はそれぞれ調和がとれていて、とても美しいです。もっと流行すると思っていたのですが、その当時、日本でパーソナルカラーは、私が思ったほど流行しませんでした。
なぜかというと、もともとパーソナルカラーは、欧米で誕生した診断方法で、肌の色、目の色、髪の色に、はっきりとした特徴のある欧米の人と比べて、日本の人の色調は、微妙で特徴がはっきりしていないからです。カラーコンサルタント(診断する人)のさじ加減で、無理矢理、分類されても、しっくりこず、せっかくカラー診断をしてもらっても、自分の服装のカラーコーディネートに活かせないようでした。
私はというと。。。持っていた服を全部捨てて、全部買い直しました。
話を戻しますね。その後、パーソナルカラーの診断方法は、それぞれのカラーコンサルタントにより、改良されていきました。
時が流れ、パーソナルカラー診断の勉強を本格的にしようと思い、スクールに通いました。
私が学んだ手法は、次のように改良されていました。
- 4つに分類したフォーシーズンという手法より、細かく分類していました。
- 診断結果は1つではなく、メインのパーソナルカラーと、サブのパーソナルカラーがありました。
改良されていましたが、「どのグループに分類するか」という診断方法の根本は変わっていません。学んでいて、違和感を感じたのは、カラーコンサルタント(診断する人)の主観で、判定が変わることでした。色黒のカラーコンサルタントと色白のカラーコンサルタントでは、診断結果は異なります。また、物の色をコーディネートするのは、教科書通りにできますが、人は物と違って複雑で、教科書通りに分類できません。
スクールを終えて、診断に必要なドレープを用意し、職場の人や友人を診断しました。診断した人数は、100人くらいです。スクールで学んだ手法には、違和感があったので、「一緒に、似合う色を見つけましょう」というスタンスで、始めました。とても貴重な経験をさせていただき、この経験から、いろいろ気づいたことがあります。
- ほとんどの人は、その人の好きな色と似合う色が一致していました。
- 「特別な色」をもった人たちがいました。しばらく「特別な色」と呼んでいましが、後になって、「特別な色」は、その人たちの「オーラの色」だとわかりました。その人のオーラの色と同じ色のドレープをあてると、独特の見え方がするのです。ドレープをあてて「オーラの色」がわかる人たちには特徴があって、自分の思い通りにできる人、自由に生きている人です。
- 普段、その人の本来の色と違う色を身につけて、顔色が悪く見えている人たちがいました。
- 肌の色、目の色、髪の色に特徴のある人は分類できますが、特徴ない人は、どの分類の枠にもはまりませんでした。はじめてカラー診断した人が分類のできない人だったので、どれかに分類しようとしてカラー診断することはやはり間違っていると思いました。
色の調律
このサイトの名前「色の調律」についてお話しますね。
「調律」というのは、音楽用語で、楽器の音の高さを、適切な状態に調整することです。調律ができていない楽器では、美しい音で演奏することはできません。
なぜ人の色に調律が必要なのでしょうか。パーソナルカラーは通常、外見の色(肌の色、目の色、髪の色)と調和し、その人を輝かせる色のことをいいます。ですが、実際にカラー診断をするようになってわかったのは、パーソナルカラーは外見以上に内面(性格、気質、感情)と関連しているということでした。
人はそれぞれ、その人本来の色を持っていますが、家庭環境、学校生活、仕事、人間関係などで、過度のストレスを抱えると、光が消えた状態になります。楽器の音程がズレるように、人の色も本来の色からズレます。心の中が真っ暗になっているとき、人から色は消えています。
パーソナルカラーの原点といえる本から引用します。
-「Kunst der Farbe 色彩の芸術(ヨハネス・イッテン著)」より-
Farbe ist Leben,denn eine Welt ohne Farben erschent uns wie tot.
(色はいのちです。なぜなら、色のない世界は、わたしたちにとって、死んでいるのと同じだからです。)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今現在や過去につらいことがあって、色が感じられなくなっている人がいたら、本来の色を取り戻してもらえるよう発信していきたいと思います。
それではまた。